米フェイスブックは、従業員によるセクハラ告発について、非公開の仲裁による問題解決を義務づける規定を撤廃する。前日には、これにより、フェイスブック社員は、セクハラ問題について法廷の場で解決を求めることが可能になる。同社広報担当者は9日、規定変更について社内に通知したと明らかにした。フェイスブックはまた、社内恋愛に関する指針についても見直し、幹部レベルの社員に対しては、社内での交際を明らかにするよう義務づける。米企業に対しては、職場の性的不品行への対応を巡り、一段の注意を払うよう株主や社員、擁護団体からの圧力が高まっている。グーグルでは1週間前、幹部のセクハラ行為に対する会社の対応に抗議し、世界の拠点で社員が一斉デモを行った。