ロボット掃除機で世界シェア1位の米アイロボット。創業者でもあるコリン・アングルCEOに「ルンバ」の次を聞いた。

──足元のビジネスの概況は。

コリン・アングル(アイロボットCEO)
Photo by Masato Kato

 昨年初めて、ルンバは米国市場で一番売れた掃除機になりました。最大市場の米国のみならず、日本も欧州も年率10%台半ばの高成長を維持しています。

 われわれは16年間かけて、ロボット掃除機市場をつくってきた。今年だけでロボティクス技術と製品開発に1億4000万ドルを投じ、累積では研究開発に約7億5000万ドルを投じています。

 競合他社の製品にはない機能も数多く、世界で60%というシェアを享受している。掃除機で世界首位の英ダイソンもこの市場に参入していますが、彼らのシェアは1%以下で、比較になりません。

──今、最も注力しているロボティクス技術は。

「ロボットが家を理解する」ための技術です。例えばロボットが台所に行くにはそれがどこにあるのかを知る、つまり、家を理解することが必要なのです。われわれはこのような技術をもう10年以上開発してきました。これはAI(人工知能)ではできない。昨今AIに携わる会社は多いものの、この「環境を学習する」ニーズを理解している会社は少ないと思います。

──次世代のアイロボットが出すロボットは何ができるようになるのですか。