【パレルモ(イタリア)】難航するリビアの和平構築プロセスを話し合うため、欧米政府当局者らがイタリアのシチリアで会合を開いている。  リビアでは2011年の革命とその後の北大西洋条約機構(NATO)の介入により、最高指導者だったムアマル・カダフィ大佐が失脚。だがその後も長年にわたり政治危機が続き、先週には年内に予定されていた選挙の実施を国連が正式に見送るなど、混乱が続く。  今回の会合にはリビア国内で交戦を続ける派閥も参加し、欧米政府当局者らと事態の打開に向け協議をしている。