「今年の夏、ママ活専用のマッチングアプリができた。パパ活のアプリもいくつもあり、乱立している。ママ活アプリの市場が活性化するのはまだこれからです」(エンタメ業界関係者)

 ドラマの存在も欠かせないと芸能評論家の三杉武氏はいう。

「タイトルが『パパ活』というドラマが、dTVやFODで配信され、後にフジテレビでも放送されました。間違いなく、ブームの裏側にテレビの影響はあるでしょう」

 今後「ママ活」が「パパ活」の市場を超える可能性は十分にあるという。

「売れていないバンドマンとか、お笑い芸人といった下積み時代の生活を支えているのは女性ファンが多い。夢に向かって頑張っている人を応援してあげたい。ホストクラブにはまる女性も、『この人をNO1にしてあげたい』という気持ちから通う。成熟していない人の面倒を見てあげることに喜びを感じるのでしょう」(前出の三杉氏)

 こうした女性の心理に寄り添うように、アプリやサイトが続々と生まれ始めた。

「ホストクラブはお金がかかるし、出会い系サイトは怖い。そうした中で、安全が担保され、信頼できるアプリであれば、危ない目に合う確率も低い。何より良いのは、スマホ一つでできるハードルの低さ。女子会の中で、おすすめのアプリの話もするので、そのままの流れで、試しにやってみようとなります」(前出のエンタメ業界関係者)

 一方、ママ活に励む男性にも事情があるという。

「男性の経済事情も影響しているでしょうね。今、若い男性は、懐があまり潤っていない。同世代の女性と給料は変わらず、女性から頼りないと見られがち。パパ活でもそうですが、留学資金や大学の授業料を払いたいからという人も増えています」(前出の三杉氏)

 非日常を楽しめるママ活・パパ活が当たり前になる時代は、近い将来、やってくるのだろうか。警察とのいたちごっこはまだまだ続きそうだ。

(週刊朝日編集部/田中将介)

週刊朝日オンライン限定記事より、AERA dot.より転載