4コントロールは、GTに採用しているメカニズムと基本的に同じ機構で、車速と操舵量、操舵の速度に応じて、後輪を低速で前輪と逆方向に最大2.7度、高速では同方向に最大1度向きを変える。低速と高速の切り替えポイントは、ノーマルモードとスポーツモードが60km/h、RS専用のレースモードは100km/hになる。

 メガーヌRSのサスペンションは、ダンパー内のストローク終端部にもうひとつのダンパーを組み込んだHCC(ハイドロリックコンプレッションコントロール)を4輪に装備している。これはKYB(カヤバ)との共同開発品だ。

 直列4気筒ターボエンジンは新世代。排気量は2リットルから1.8リットルに縮小された。にもかかわらず、最高出力は279ps、最大トルクは39・8kg・mと、旧型を14ps/3.2kg・m上回っている。

欧州仕様はMTが設定
今後、日本発売の可能性

 6速のトランスミッションは3ペダルのMTから、2ペダルのデュアルクラッチタイプに変更。ちなみに、欧州仕様はMTが設定されているので、今後、日本発売の可能性はある。

 ルノー・ジャポンは試乗会に先立ち、シャシー開発担当チーフエンジニアのフィリップ・メリメ氏、トップテストドライバーの、ロラン・ウルゴン氏による技術解説が実施された。助手席での同乗走行体験と、自らステアリングを握った印象を交えて報告しよう。

 スタイリングは、かなり迫力がある。3ドアボディから5ドアになった関係で、流麗な雰囲気は薄れたが、ワイドな前後フェンダーが目を引く。一方でエアロパーツを控えめな印象にまとめているので、買い物などに使うようなシーンでも違和感はなさそうだ。

 エアロパーツが目立たないのは、旧型同様、床下に流れる空気をリアバンパー下のディフューザーで効率的に排出することで、車体の浮き上がりを抑えているためだ。ダウンフォースの90%は床下で得ているという。