忘新年会シーズンを迎え、会社・仕事関係、あるいは友人・知人関係と宴会を考えていることだろう。近年、ネットからの予約サイトの利用者が増えていることもあり、各予約サイトはポイント付与に熱心のようだ。そこで今回はネットの予約サイトと決済にスポットをあて、ポイントを大きく貯めやすいサイトはどこなのか、それぞれ検証してみた。(消費経済ジャーナリスト 松崎のり子)
幹事を「やってもいい」人が増加
その理由は?
このところ5%だのなんだのと、消費増税時のポイント還元話が盛り上がっているようだが、増税を待たずとも簡単にポイントを稼ぐ手段はある。しかも、とくに高額な支払いをしなくてもだ。そのキーワードが「宴会予約」。これからの忘年会や新年会シーズンに覚えておいて損はないし、憂鬱な店選びや幹事の苦労が報われるかもしれない。
今年は「平成最後の忘年会」がキーワードのようだ。予約サイト「ぐるなび」の調査(2018年)によると、20代~60代男女に聞いた「平成最後の忘年会」の予算の平均は「職場・仕事関係の忘年会」で4179円。「プライベート」では4631円。最も金額が低い20代は、仕事関係で3506円、プライベートで3815円。逆に高いのは50代で、仕事関係4692円、プライベートが5206円。
さまざまな世代が入り交じって参加する忘年会だと、予算に1000円以上の開きが出ることになり、幹事になった方も頭が痛いものだ。和食か中華かイタリアンか、コース料金は3000円台か4000円台までOKか、飲み放題はつけるべきか、そもそも場所はどのあたりが喜ばれるのか――等々と、難問が続出する。その際に、幹事が頼りにするのがネット予約サイトだ。