米フェイスブックの取締役会は、著名投資家のジョージ・ソロス氏が同社を「脅威」と呼んで批判したことを巡り、ソロス氏が同社株を空売りしているかシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)が問い合わせたのは、「完全に適切」だったとの判断を示した。取締役会のこうした判断を示した書簡は5日、同社の法務責任者であるコリン・ストレッチ氏から、ソロス氏の慈善団体「オープン・ソサエティ財団」のパトリック・ガスパード会長宛てに送付された。ストレッチ氏は「誤解のないように言うが、サンドバーグ氏の質問は、COOとしての役割を踏まえれば完全に適切だった」と指摘。「著名で率直な物言いの投資家が企業を公然と非難した場合、こうしたレベルの注意を払うのは公正かつ適切」との見方を示した。