まもなく平成が終わろうとしているこの時代とは到底思えない「質問」ではなかろうか。

「あなたは子どもをつくりますか」

「なぜ看護師ではなく、医師なのですか?」

「子どもを産んでも医師を続けますか」

 これらは、ある医学部の面接試験で、女子の高校生や浪人生が面接官から投げかけられた質問だ。

 医系専門予備校メディカルラボは、生徒から面接試験の内容の報告である「受験レポート」を、例年収集している。過去3年間の内容を見ると、多くは将来医師を目指すにあたり「なぜ医師を目指すのか」「理想の医師像とは?」といったまっとうな質問が並んでいる。だが、こと女子への質問に注目してみると、上記のような「時代錯誤」とも「トンデモ」とも取れるような質問もあり、耳を疑う。

 最難関の呼び声高い医学部入試で、「点数操作」や「多浪生排除」など次々発覚する不祥事に注目が集まっている。東京医科大などに続き、8日、さらに岩手医科大、金沢医科大、福岡大がそれぞれ会見を開き、医学部で「不適切な入試を行っている」と文部科学省から指摘されたと公表した。いずれも、特定の受験生を優遇するなどしていたという。