中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の副会長兼最高財務責任者(CFO)の刑事事件を巡り、ドナルド・トランプ米大統領は自身が介入する可能性があると発言したが、実行すれば長年の慣例を破ることになり、顧問らはトランプ氏の選択肢は限られていると伝えた。複数の関係者が明らかにした。ファーウェイの孟晩舟CFOの逮捕が先週報じられると、米中通商協議への影響を警戒したトランプ氏から選択肢を聞かれた顧問らは、孟氏の拘束、さらに今後訴追があったとしても、それはトランプ氏の管轄外だと伝えた。逮捕は司法省の問題で、ホワイトハウスは当面関与を避けるべきだとの見方だ。当局者らは、この件に介入する計画はないとしている。