「仕事が上手くいったのは、ラッキーだったから」「周囲のスタッフのおかげ。景気が追い風になったから」などと、成功の全要因を自分以外に求める傾向にある。そのため、実績を考慮して昇進しても居心地の悪さを感じてしまうのだ。そして、何か失敗したときは、責任が自分にあると考えてしまのである。こうして自らを過小評価してしまうために、有能な女性が出世しない事例が多いのは、とてももったいないことである。

 そのような女性の仕事の能力の長所をあげるとしたら「お願いする力」だ。男性の仕事の欠点は、自分の仕事を抱え込んでしまうこと。自分の力だけでプラモデルを最後まで仕上げたいのと一緒である。一方、女性は、相手の力量に応じて、仕事を振り分ける能力が高い。母親や妻が料理や掃除などを「ちょっと手伝ってくれる?」と家族に振り分けて、みんなで終わらせてしまう事と一緒である。

 このように、女性はチームみんなで助け合いながら仕事をするのが好きなのだ。チームで成果を上げることは、自分の力だけではないと思いたい女性に向いているからである。したがって、女性部下を一人で頑張らせないことが、仕事を前のめりにさせることにつながるだろう。

 次回は、業務以外で男性部下・女性部下とより良い関係を築くための方法やハラスメントにならない仕事のさせ方について述べていきたい。