中国政府は今週、自国経済が予想以上に速いペースで減速する中で、米国との貿易交渉を再開させる。中国の高官らは過去数カ月間、米中貿易摩擦が世界第2位の経済大国である中国に及ぼ影響を小さく見せようとしてきた。貿易摩擦は株価の押し下げ以外にほとんど影響はないとし、相場下落も中国株を買い直す良い機会になると述べていた。しかし関係者によれば、共産党幹部らが集まる中南海では、当局者らが明確な結論を出しつつある。それは、貿易紛争が成長をストップさせるというものだ。企業幹部らは、トランプ政権の攻撃的通商政策が輸出志向の中国製造業に特に大きな打撃を与えており、新規受注の減少や工場の生産縮小、投資・雇用の判断先送りをもたらしていると語る。
中国経済に露呈する貿易摩擦の痛み、カギ握る次官級協議
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