取材を進めるなかで、高齢化や産業構造の変化など日本を取り巻くさまざまな社会の実情について、取材者が「当事者意識を持つべきだ」、さらには「取材者という立場から一歩踏み込んで町と向き合うべきだ」という意識が芽生えた。その結果、永平寺町に戸建て住宅を借りて地域の皆さんとの交流を始めた。ただし、これまで通りの住居は維持し、世界や日本の各地での取材先から永平寺町に通う生活をしている。

 そして、誠にありがたいことに、永平寺町の河合永充町長から「永平寺町エボルーション大使・未来のまちづくり担当」として正式任命していただいた。町の進化をお手伝いする役目である。

 2018年11月には、経済産業省・国土交通省による自動運転シンポジウムが永平寺町内の四季の森文化館で開催され、関係各位によるパネルディスカッションでは筆者が進行役を務めた。

 こうした新しいまちづくりの流れを、今年は急加速させることが永平寺町の方針として決まり、筆者は各地と永平寺町との間を頻繁に行き来する日々が続いている。

NORELで新車に乗ってみませんか?
キーワードは「サブスクリプション」

2018年10月1日、都内で開催されたIDOMとBMWジャパンとの共同記者会見の様子2018年10月1日、都内で開催されたIDOMとBMWジャパンとの共同記者会見の様子。IDOM代表取締役の羽鳥由宇介氏が登壇 Photo:IDOM

 当初、永平寺町に滞在中はJR福井駅前のタイムズレンタカーやタイムズカーシェアを利用していた。だが、永平寺町での滞在日数が増えていくなかで「中古でも1台買おうか?」と考えるようになった。2018年2月の福井豪雪のようなこともあるので「四駆は必然。となると、スバルにするか、それとも日産でエクストレイルあたりにするか?」などと考えていた。

 そんな矢先、中古車大手ガリバーを運営するIDOM本社から「そういうことなら、BMWの新車に乗ってみてはどうか?」と声をかけていただいた。

 同社は2018年10月から、定額乗り換えプラン「NOREL (ノレル)」でBMWジャパンと提携を始めたところだった。「NOREL」は月額定額料金でIDOMが管理するさまざまな中古車を借りることができるサービスとして、2016年8月に誕生した。