また、文庫、新書、単行本といった本の種類によって読み方を分けることで、より効率的に知識を深めているようです。

古典に触れるのは
勉強の合間の息抜き

〈文庫〉

 東大生は、手軽な価格で買うことができる文庫で、カントやデカルトなどの古典を学んでいます。また、人気作家の小説を通学途中などに読んでいる人も多く、それらは勉強の合間の息抜きの意味もあるようです。東大生にとって文庫は「古典に触れること」と「息抜きとして小説を読むこと」という2つの目的があります。

〈新書〉

 新書は情報の鮮度が高いこと、基礎的な知識を得られることが特徴です。東大生は、世の中の動向を把握したり、歴史などの教養を手軽に身につけたりするために新書を読んでいるようです。やはり中身がしっかりしたものが好まれており、池谷裕二先生や小熊英二先生などの研究者が書いた本がよく売れています。

〈単行本〉

 私は東大生協書籍部で働くうちに、東大生が単行本を「4つの目的」のために読んでいることがわかってきました。それに気づいてからは、その目的別に本を分類して品揃えを考えるようになりました。