米コーヒーチェーン大手、スターバックスのケビン・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は、中核となるコーヒーショップの売上高回復を目指す中で、長年同社を率いた前任者、ハワード・シュルツ氏が掲げた壮大な構想の一部を縮小している。2年前には同社の成長戦略の中心だった高級化路線のコーヒーショップブランドの野心的な出店計画に、ジョンソン氏は歯止めをかける考えだ。シュルツ氏の構想では、「スターバックス・リザーブ」を約1000店舗オープンする計画だった。そこでは、最新技法を用いたプレミアムコーヒーや、職人技の焼き菓子が味わえるほか、店内で作った各種のカクテルも提供される。さらに焙煎(ばいせん)設備がある広大なスペースの「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」を最大で30店舗展開する予定だった。
スタバCEO、前任者の高級化路線を縮小 規律重視へ
高級店「リザーブ」1000店舗はあくまで「願望」
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