過去は変えられない!
未来に期待することで部下が変わる

×「なぜ、今期は営業成績が悪かったんだ」
〇「来期に営業目標達成するために何が必要か考えよう」

このように、過去に終わったことを指摘しても、本人もどうしようもありません。
「はい。申し訳ありません。僕が至らなかった点が…」とネガティブな言葉しか出てきません。

でも、未来に目を向けた会話に変えると
「はい。やはり行動量が足りなかったのと、目の前の業務に追われて大事な提案に時間が割けなかったので、今期は行動と提案を強化します」
と、前向きな言葉に変わります。

過去に目を向けるのではなく、未来に目を向けて、どう行動するかを話し合った方が建設的です。
あなたも経験ありませんか?

パートナーや友達から、過去のことをグチグチ言われると嫌な気分になるでしょう?
でも、未来に向けてどうしていくかと言う話なら希望が持てます。

ちなみに、別れる前の恋人同士の会話は、大抵、過去の嫌な話ばかりです。
でも、これから結婚しようという相手とは、未来の話を沢山するはずです。

部下との話も同じです。
未来に向けてどうしていくか?という会話に変えるだけで、部下も前向きになり、やる気もアップするのです。

今日から、未来を見ながら話しませんか?

部下のやる気がダウン!「過去の指摘」はやってはいけない羽田 徹(はだ とおる)
話し方コンサルタント・トップ講師プロデューサー・株式会社web-school.tv代表取締役
大学生の頃よりラジオDJを始め、1998年に大阪人気No.1のFM802主催の新人DJオーディションに合格。その後FM愛知や文化放送でラジオDJとして10年間活動。番組降板により挫折し不動産投資会社の営業に転職。話し方を武器にさらに営業力を磨き、2年目にトップ営業になる。2008年にはその営業力が認められ倒産寸前だったロープライス眼鏡会社の取締役営業本部長に就任し、当時64店舗から110店舗への躍進を支える。またインターネットカフェ最大手にて社外取締役を歴任。2012年、ラジオDJとしての話し方の技術、営業力、組織マネジメント力、経営経験などを生かし、組織人事コンサルタント会社のリンクアンドモチベーションにてナビゲーター(研修講師)、ファシリテーターとして活動。大手企業からベンチャーまで年間100件以上登壇、延べ2万人以上の人たちと接する。研修講師の採用や育成の責任者も兼任。新人やマネジメント研修、エグゼクティブへのスピーチ・プレゼン指導、組織活性ワークショップ、働き方改革の為のロジカルシンキング講座などを得意とする。自身の経験から「学びでこの世界を豊かにする」を理念として活動中。著書に『ビジネスマンのためのスピーチ上手になれる本』(同文舘出版)がある。社会人のための「話し方動画教室オンライン」運営。