米動画配信大手ネットフリックスが全プランの値上げに踏み切った。業界の競争激化を背景に、コンテンツへの積極投資を継続するため柔軟性を高めたい狙いだ。ネットフリックスは最も人気のある、2画面への同時配信を提供するプランの料金を月11ドル(約1200円)から18%引き上げ、13ドルにする。また標準の解像度で単一画面に配信する最もベーシックなプランは1ドル(13%)値上げし、9ドルに設定した。値上げは2017年10月以来1年3カ月ぶり。ネットフリックスの広報担当者は「当社は素晴らしい娯楽への投資を続け、会員のためにネットフリックス全体の体験を向上させる中で時折料金を見直す」と述べた。この計画に詳しい関係者によれば、新規会員には直ちに新料金を適用し、既存会員には数カ月以内に適用する。