元「無所属の会」の議員らは
立憲民主党の弱みを補うことができるか

 立憲民主党の弱みは、当選期数の多い議員が少なく、1~3期目の議員が比率的に多いということ。従って、1期目の新人を中心とする若手議員の教育が行き届かず、国会活動の「お作法」もわきまえない行動が出るといったことがあったりするだけでなく、質疑や質問主意書に党としてのしまりがなく、一体感や統一感のないものになりがちだった。

 対霞が関でも、役人から足元を見られるような言動・行動もあったようで、そんなことではいともたやすく役人たちに取り込まれて、「お飾り野党」のような存在に堕してしまいかねない。

 加えて、立憲民主党国対は、与党側からは「要求だけ置いて帰ってしまう」と、記者からは「機能しない国対、使えない国対」と酷評されるほど、評判が悪い。

 要は「寝業」ができないというか、駆け引き下手、交渉下手ということのようだ(こうした立憲民主党国対のテイタラクについては、拙稿『立憲民主党は「旧民主党回帰」という醜態から脱却できるか』で解説しているので、参照されたい)。

 元「無所属の会」の議員たちはこうした立憲民主党の弱点を補い、体制の強化に大きな役割を果たす可能性があるというわけである。

 なんといっても元「無所属の会」の議員たちは、経験豊富であるばかりか、今回入会した9議員は、いずれも閣僚等の政務三役経験者や党三役経験者であったり、さらに無所属で連続当選してきた議員たちである。

 彼らが対与党や新人議員教育で重要な役割を担えば、一気にではなくとも、徐々に、しかしそれほど時間を要せずに強く、しっかりとした、与党の強敵ともいえる立憲民主党に変貌していくことができるだろう。

 まさにこうしたことが、これまでの立憲民主党に欠けていたものだからである。

 ただし、元「無所属の会」の議員たちは立憲民主党系会派には属するものの、立憲民主党に入党したわけではない。