O部長 「そうだったんですね。それは、欠勤が増えたこととも関係がありますか?」
Aさん 「そうなんです。私としては、早めに寝なくちゃいけないと思うんですが、気にすればするほど眠れないことが多くなりまして、結果、朝になって頭が重く感じてしまい、お休みをいただくことが増えてしまいました」
O部長 「睡眠不足で、日中のパフォーマンスにも影響が出てしまうということですね」
Aさん 「確かに、こうした状態がこのまま続くようでは、いろいろと支障もありますし、健康にも悪影響だったら困るので、一度病院へ行ってみようと思います」

 このように、事例性に沿って話を展開していくと、本人が現状に気づいて、客観的に自分の状況を見つめることができました。そして、結果的に自分の意志で病院を受診することになりました。

事例性の内容以外は
専門家に頼ってみることも重要

 近年、「セルフマネジメント」という考えが、ビジネスパーソンの間でも広まっていますが、自分の状況に気づくことは容易ではありません。そうした状況に気づいた管理職は、事例性に沿って話をしてみると、部下は自分の現実を客観的に受け止め、次の対策を考えることができます。

 ただし、その先の対策においては、知識が豊かで守秘義務もある専門家(医療機関やカウンセラー)に依頼することが重要です。

 チーム全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼす前に、日頃から管理職の皆さんが正しい知識を持ち、対処する方法を身につけて指導しましょう。