勉強とは理解のプロセスを踏んでいくこと
男の子に限ったことではありませんが、子どもはみんな磨けば光る原石です。
これまで、泥だらけの原石をたくさん託されてきましたが、磨いて磨いて、それが宝石ではないただの石だったというケースは100に1つもありません。磨き甲斐のない子どもなんていないのです。
だから、VAMOSでは入塾テストを必要としません。入塾テストを行えば、すでに磨かれている石だけが残ってしまい、可能性を秘めた泥だらけの子どもたちを排除することになってしまいます。
それよりも、受付順にきてくれた子どもを預かり、その子なりに最大限、輝けるように、家族と一緒になって取り組むことのほうが、私にとってははるかに楽しいのです。
では、原石を光らせるために親がすべきことはなんでしょうか。
答えは単純です。洗って泥を落とし、ひたすら磨いていくことです。これが、VAMOSの「ステップ学習」にあたります。
勉強とは、理解のプロセスを踏んでいくこと。これをロジカルに進めていけば、どんな子でも結果を出せるようになります。それしか方法はないというのが私の考えです。
ところが、多くの親は「AIの時代にステップなんてまどろっこしい」「もっと劇的に変わるものはないのか」と魔法の方法を求めます。あるいは、気合いや根性で子どもを動かそうとする親もいます。
どちらも、まったく効率的ではありません。子どもの能力をうんぬんする前に、まず親が理性的になる必要があります。