【メキシコシティ】米国境を目指しメキシコへの入国を希望する中米移民が急増している。メキシコのロペスオブラドール新政権が人道的な見地から入国に緩和的な政策を打ち出しているためだ。  メキシコのナショナル・マイグレーション・インスティテュート(NMI)は23日、その数が1万0300人に到達したと発表。前日に政府当局者が推定した規模のほぼ2倍だ。  政府機関であるNMIによれば、メキシコの入国ビザを求めている「移民キャラバン」の80%はホンジュラスの出身者で、1500人以上の未成年者も含まれている。また政府は18日以降、600件余りのビザを発給したという。