転職希望者の前職の在籍年数
採用担当者は転職希望者の前職での「在籍年数」をどう評価しているのでしょうか Photo:PIXTA

業種によって異なる
「安心な在籍年数」の目安

「前職に何年在籍していたら採用担当者は安心しますか?」

 そんな質問を受けることがありますが、これは答えるのが難しい質問です。一般的な会社の採用担当者であれば、という前提をつけると、3年在籍している人なら安心するでしょう。

 答えるのが難しいというのは、ウェブ系やゲーム系といった仕事では在籍期間が問題にされなくなっていることです。先日も30歳で5社在籍経験のある候補者がいましたが、それが選考過程で問題にされることはありませんでした。

 こうした業界で気にされるのは在籍期間ではなく、関わったプロジェクトや作品タイトルです。面接でもそうした話に終始して、勤務していた会社や在籍期間に関しては本人も採用側もあまり関係のない印象を受けます。

 同様の傾向が見られるのがコンサルタントです。彼らはプロジェクトを選ぶように転職していくケースがあり、こうした動き方をしている人は在籍期間が短くなりますが、企業が評価するのはあくまでプロジェクトでどのような活躍をしていたか、です。

 このように「3年在籍した人は安心」とは一概に言えない状況があります。

企業が気にするのは、
転職回数よりその推移

 特に企業が在籍期間の短さを気にするとしたら、新卒で入社した会社を短期間で辞めている場合です。新卒入社した会社は社会人としての基礎を身に付ける場面なので、そこでは腰を落ち着けて仕事をしてほしい。それこそ3年は働いていてほしいという気持ちがあります。