【ブルマジニョ(ブラジル南東部ミナスジェライス州)】ブラジル南東部ミナスジェライス州で25日に決壊した鉱山ダムは28階建てビルに匹敵する規模で、流出した鉱山廃棄物が近くの集落に流れ込んだ。事故発生から2日たった27日も、ブラジル当局は行方不明者の捜索を続けている。  フットボールのスタジアムを6回以上満杯にするほどの泥流で、すでに58人が死亡した。仮に約300人の行方不明者のほとんどが死亡したと判明した場合、この種の事故としては世界で2番目に大きな規模となる。過去最大の事故は1966年のブルガリアのダム決壊事故で、488人が死亡した。