米当局に起訴された中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は、企業秘密を盗んだ従業員にボーナスを支給するなど、組織ぐるみで不正行為をしていた疑いが持たれている。  28日公表された起訴状によると、ファーウェイは2012年、スマートフォン事業の拡大を狙っていたが、「タッピー」と呼ばれる品質検査ロボットによる検査で、ライバル勢よりも失格となる率が高いことが障害となっていた。  ファーウェイはこうした事態に対処するため、米国の提携パートナーである通信大手TモバイルUSからタッピーに関する技術を盗むことで、自社の品質検査ロボットを開発したと指摘されている。