巣ごもり生活はいつ終わるのか? こうなったら志麻さんレシピで笑顔になるっきゃない。
連休後半こそ、いつもの冷蔵庫の食材が簡単! 贅沢レシピに大変身! もう献立に迷わない!
5/6に「第13回ベストマザー賞2021」の「特別部門」を受賞し、5/7に「沸騰ワード10」に出演した「伝説の家政婦」志麻さんの処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』がついに21刷・17万部を突破。
さらに、『厨房から台所へ』の勢いも止まらない。こちらは数ある志麻さん本でも初の“エッセイ風レシピ本”という新境地を開拓。
新聞書評で「20代の志麻さんは、傷だらけになっても走ろうとしていた。切なすぎて胸が痛い」「食べたものは体になり、心になり、人生をつくる」と東大教授に絶賛された。
レシピの背景にある波乱万丈のエピソードとともに、調理のコツも凝縮。ふだん家で食べたことのない「フランスのママン直伝のキッシュ」「梨リングフライ」「龍馬チョコレート」は絶品。
さらに、「母の手づくり餃子」「おばあちゃんのお煮しめ」「けんちょう(山口の郷土料理→5/7「沸騰ワード10」でも紹介)」のなつかしの味から、「ゆで鶏のシュープレームソース」「豚肉のソテーシャルキュティエールソース」「子羊のナヴァラン」「ローストチキン」などのフランス家庭料理、「フォンダンショコラ」「カトリーヌ先生のそば粉のクレープ」などのデザート、志麻さんの息子お気に入りの「鶏手羽元のポトフ」まで、実に多彩なレシピがあるという。
「3時間で15品」など、これまでのイメージとはまったく違う志麻さんが、あなたの前に突如、出現するかもしれない。冷蔵庫にあるふつうの食材が、なぜ、ワンランク上の「簡単!贅沢レシピ」に変身するのか? これさえ覚えておけば、平日多忙なお父さんお母さんも、尊敬の眼差しを浴びるかもしれない。今回は『厨房から台所へ』の撮影に立ち会い、全レシピを試食した担当編集が、あくまでも個人的感想を交えた追跡レポートをお伝えする。
(撮影・三木麻奈、構成・寺田庸二)。――(こちらは2019年2月11日付け記事を再掲載したものです)
志麻さんのルーツとは?
大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、ミシュランの三ツ星レストラン(ジョルジュ・ブラン)での研修を修了。その後、日本の有名フランス料理店等で15年働く。2015年にフリーランスの家政婦として独立。「予約が取れない伝説の家政婦」と呼ばれるようになる。2017年2月、『沸騰ワード10』(日本テレビ系)で一躍話題となり、2018年5月、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でその仕事ぶりが放映され、クール最高視聴率を記録。現在も家庭に出向き、冷蔵庫にある食材で家族構成や好みにきめこまかく応じた料理に腕をふるうほか、「つくりおきマイスター養成講座」の講師や料理教室、食品メーカーのレシピ開発などでも活動。フランス人の夫と子どもと4人で暮らす。著書に、第5回「料理レシピ本大賞in Japan 2018」料理部門で「入賞」した処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』、『厨房から台所へ』などがある。
2017年2月3日にテレビで「伝説の家政婦」志麻さんと出逢ってから、はや4年が経とうとしている。
処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』 は17万部を突破。2018年9月には、処女作が、第5回「料理レシピ本大賞in Japan 2018」料理部門で「入賞」した。
『沸騰ワード10』(日本テレビ系)で注目された驚きの料理テクニックだけでなく、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』では、その人間性にもスポットが当てられた。これにより、
志麻さんとは一体どんな人物なのか?
驚きの料理術はどうやって培われたのか?
日々どんな生活を送っているのか?
といった、興味が日々高まりつつある。
そこで、志麻さんが初めて書き下ろした料理エッセイが『厨房から台所へ――志麻さんの思い出レシピ31』 だ。
処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』とは違い、今回の本は、志麻さんのルーツとなった思い出レシピが志麻さんの波乱万丈のエピソードとともにわかり、つくり方とコツが見るも鮮やかな写真で語りかけてくるという。
透明感あふれる志麻さんの知られざる文体をじっくり味わいながら、志麻さんの厳選レシピでおいしい料理が食べれるという、かつてない本らしい。
今回は、「志麻さんの思い出レシピ31」を、実際に撮影に立ち会い、処女作から伴走している担当編集者のコメントつきダイジェストで紹介していこう(「感動三品」も紹介)。