巣ごもり生活はいつ終わるのか? こうなったら志麻さんレシピで笑顔になるっきゃない。
連休後半こそ、いつもの冷蔵庫の食材が簡単! 贅沢レシピに大変身! もう献立に迷わない!
話題沸騰中の「伝説の家政婦」志麻さんの処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』がついに21刷・17万部を突破。
さらに、『厨房から台所へ』の勢いも止まらない。こちらは数ある志麻さん本でも初の“エッセイ風レシピ本”という新境地を開拓。
読売新聞書評で「20代の志麻さんは、傷だらけになっても走ろうとしていた。切なすぎて胸が痛い」「食べたものは体になり、心になり、人生をつくる」と東大教授に絶賛された。
レシピの背景にある波乱万丈のエピソードとともに、調理のコツも凝縮。ふだん家で食べたことのない「フランスのママン直伝のキッシュ」「梨リングフライ」「龍馬チョコレート」は絶品。
さらに、「母の手づくり餃子」「おばあちゃんのお煮しめ」「けんちょう(山口の郷土料理)」のなつかしの味から、「ゆで鶏のシュープレームソース」「豚肉のソテーシャルキュティエールソース」「子羊のナヴァラン」「ローストチキン」などのフランス家庭料理、「フォンダンショコラ」「カトリーヌ先生のそば粉のクレープ」などのデザート、志麻さんの息子お気に入りの「鶏手羽元のポトフ」まで、実に多彩なレシピがあるという。
「3時間で15品」など、これまでのイメージとはまったく違う志麻さんが、あなたの前に突如、出現するかもしれない。冷蔵庫にあるふつうの食材が、なぜ、ワンランク上の「簡単!贅沢レシピ」に変身するのか? これさえ覚えておけば、平日多忙なお父さんお母さんも、尊敬の眼差しを浴びるかもしれない。巣ごもりの今こそ、担当編集が「絶対に食べてほしい」という「フランスのママン直伝のキッシュ」を志麻さんに紹介してもらおう。
(撮影・三木麻奈)。――(こちらは2019年2月16日付け記事を再掲載したものです)
親から子へ受け継がれていく味
親から子へ代々受け継がれていく味は、
どこの家庭にもあると思います。
フランス料理に出会い、フランスが大好きになった私にとって、フランスの家族ができ、その味を学べるということはとても嬉しいことでした。
結婚する前に、初めて夫のロマンと一緒にフランスに帰ったとき、親戚や友達がたくさん集まり、パーティを開いてくれました。
もともと料理人だった義理の母は、
たくさんの手料理をつくって迎えてくれました。
その中のひとつに「キッシュ」がありました。
キッシュは、パン屋さんやカフェでも定番の料理ですが、
ホームパーティにもよく登場します。
入れる具材も、生地のつくり方も人それぞれです。