マシュー・ウィテカー司法長官代行は8日、米議会の公聴会で証言し、ロバート・モラー特別検察官が指揮するロシア疑惑捜査を妨害したことはないと主張した。議員らとの緊迫したやりとりの中、捜査関連情報をドナルド・トランプ大統領やホワイトハウス高官らと共有したこともないと述べた。公聴会を開いた下院司法委員会の民主党議員らとウィテカー氏の間では、繰り返し主張が対立した。民主党は、3カ月前にトランプ氏が元連邦検察官のウィテカー氏を司法長官代行に任命したことについて、モラー氏の捜査を妨げる目的だとの懸念を表明している。これまでの捜査で、トランプ氏の複数の側近が起訴されている。ウィテカー氏は司法長官代行に就任する以前、モラー氏率いる捜査を公に批判してきた。トランプ氏はジェフ・セッションズ前司法長官を昨年11月に解任するまで、捜査を終了させるよう繰り返し圧力をかけていた。
米司法長官代行、ロシア疑惑捜査妨害を否定 公聴会で押し問答
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