中国の春節
多くの人で賑わう中国の春節 Photo by Yasuhisa Tajima

春節に公開された映画が
わずか6日で390億円の興行収入

 2月5日から始まった旧正月(春節)は、約2週間後の元宵節(旧暦の1月15日)まで続くのが習わしだが、「春節休暇」としては2月10日で終わるのがほとんどで、11日から“仕事始め”となった。

 例年だと、大晦日の夜に放送される「春節聯歓晩会(略して「春晩」)が休暇中の最大の話題となるが、今年は全くと言っていいほど話題にならなかった。ネット上では、「レベルの低さに絶望したから」「批判する価値も見出せなくなったのではないか」などと痛烈に批判されていた。

 話題を独占したものは別にあった。映画だ。私のFacebookを見ている方ならお気づきだと思うが、『流浪地球(さまよえる地球の意、英題:The Wandering Earth)』だ。春節中の数日は、私はこの中国版「日本沈没」と言ってもいいようなSF映画にはまっていたのだ。

 春節の初日(2月5日)に公開されたこの映画は、わずか数日で大評判となり、国内外で大きな注目を集めている。興行収入も2月11日の時点ですでに24億元(約390億円)に達したという。

 日本の映画興行収入ランキングのトップは2001年の大ヒット『千と千尋の神隠し』。その興行収入が308億円だったことからも、いかにすごいかが分かってもらえるだろう。