すべての運は、「出会い」からはじまる

本田:一度きちんとお聞きしたかったのですが、どうして北原さんは面識もない、無名の、よくわからない作家(本田健)のパーティーに参加してくださったのですか? しかも、「乾杯の挨拶」まで引き受けていただいたことは、いまだに私の中では「謎」なんです(笑)。

北原:それは、「健さんとは、波動が合うに違いない」と思ったからです。僕が「この人と会いたいか、どうか?」を決めるのは、「波動が合うか、合わないか」だけ。年齢、性別、お金、地位、名前が売れているか売れていないか、は関係ありません。波動が合う人のほうが居心地はいいし、波動の合う人の周囲にはやはり波動の合う人がいるから、人のつながりはどんどん広がっていくじゃないですか。

本田:北原さんは、すごく「人」がお好きなんですね。

北原:好きですね。いろいろな人との出会いの中で、生きるヒントに気づいたり、ビジネスのヒントを思いついたり、元気や勇気をもらったり…。「すべての幸せは、人から」「すべての運は、出会いから」だと僕は思っています。

僕が事業を拡大できたのも、たくさんのいい出会いがあったからです。どれほど優れた経営者でも、ひとりで事業はできません。多くの出会いに恵まれなければ、成功するのは難しい。その点、僕は「運がよかった」と思いますね。
あ、でも、一番大好きなのは、「おもちゃ」ですけど(笑)。

(第2回に続く)

「運」がいい人、悪い人の習慣とは?