「人が喜ぶこと」をすると、人生を変える出会いに恵まれる

「運」がいい人、悪い人の習慣とは?本田健(ほんだ・けん)
作家
経営コンサルタント、投資家を経て、育児生活中に作家になるビジョンを得て、執筆活動をスタートする。「お金と幸せ」「ライフワーク」「ワクワクする生き方」をテーマにした1000人規模の講演会、セミナーを全国で開催。インターネットラジオ「本田健の人生相談~Dear Ken~」は3500万ダウンロードを突破。著書は、100万部を突破した『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房)など、著書は130冊以上、累計発行部数は700万部を突破している。2017年にはアメリカの出版社Simon & Schuster社と契約。初の英語での書下ろしになる著書はヨーロッパ、アジアなど世界25ヵ国以上の国で発売されることが決まっている。(Photo by 森藤ヒサシ)

本田:浜さんから、どんな刺激を受けたのですか?

北原:浜さんは、本当は作曲家になりたかったんです。僕の家を出て、浜さんが原宿でひとり暮らしをはじめたとき、母に言われて、四畳半の寒い部屋に布団を持って行ったことがあります。そのとき浜さんは、「悪いな、てるちゃん。おれ、絶対に作曲家になるから」と熱く語ってくれました。

その後、浜さんは「おんな道」「終着駅」「そして、神戸」「雨」などの大ヒットを連発して、日本を代表する作曲家になった。どん底からはい上がって表舞台に出て行く浜さんを見て、僕は、「本当に、真剣に思えば、夢は必ず叶うんだ!」「頑張ってやり続ければ、何でもできるんだ!」と気づくことができました。浜さんの努力し続ける姿が、僕の良いお手本になっているんです。

浜さんはいつも「作曲家になる」「作曲家になる」「作曲家になる」…と何度も口に出していたけれど、夢って、自分ひとりでは実現できないものだから、浜さんのように、「情熱的に言い続けること」が大事なんでしょうね。僕は加山雄三(かやま・ゆうぞう)さんのファンで、17歳のときから「加山雄三さんに会いたい」「会いたい」「会いたい」と言い続け、52歳のとき、本当に会えましたから。

本田:北原さんが「いい出会い」をするために心がけていることは何ですか?

北原:ボヤいたり、愚痴ったり、妬んだり、恨んだりして、「波動」を下げないこと。「波動が低い人」は低い人同士、「波動が高い人」は高い人同士で引き合う気がするんです。
波動が下がったら、いい出会いはない。けれど、いつも物事を「プラス」で考えていたり、笑顔でいたり、「人が喜ぶこと」をやっていれば、波動が高くなってきて、「いい出会い」につながる気がします。

健さんのまわりにも、高い波動を持った人がたくさん集まっていますよね。それって、きっと、健さんが「本」を通して、読者を励ましたり、勇気づけたり、元気づけたりして、「人が喜ぶこと」をしているからじゃないかな。