米連邦航空局(FAA)は、米サウスウエスト航空が機体に積み込む乗客の荷物に関し、その総重量を正確に把握していないケースが多いとして調査を進めている。政府当局者の証言や内部資料で明らかになった。FAAが1年にわたって調べた結果、重量の計算方法や機体への積載方法などに関し、常態的かつ深刻な過失があったことが判明した。このため、操縦士が離陸時に算出する重量が実際の機体重量と一致していなかった可能性もある。誤差は最大1000ポンド(約453キロ)の場合もあり、調査官らはその安全性に疑問を呈している。FAAの報道官はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、調査が実施されていることをメールで認めた。また「利用しているプロセスや方法に対し、包括的な解決策」を導入するよう、サウスウエストに命令しているとした。「FAAはサウスウエスト航空による是正処置が一貫性、持続性を持つと納得するまで調査を完了させることはない」とも述べた。
サウスウエスト航空、貨物重量の計算で過失か
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