アップルは「iPhone(アイフォーン)」への依存度低減を目指し、サービスや人工知能(AI)、ハードウエアや小売りといった幅広い部門で幹部刷新や優先順位の変更を進めている。幹部の採用や退社、重要な昇進といった変化、それらに伴う組織再編は昨年には始まっていた。関係者らによると、幹部の頻繁な入れ替えに慣れていない一般社員は慌て、そのためアップルは幾つかのプロジェクトを保留にした。新しいマネジャーは優先順位を見直す機会を与えられたという。改革の主な理由は部門ごとに異なる。だが全体としては、アップルがiPhone頼みを脱し、サービスや変革を起こし得るテクノロジーで成長する企業を目指す試みの一環だ。過去数カ月の幹部の動きとしては例えば、AI部門を率いるが経営陣に加わった。し、人事部門を率いるディアドラ・オブライエン氏がリテール部門を兼務することが発表された。音声アシスタント機能「Siri(シリ)」担当の幹部ビル・ステイシャー氏は退社した。
「脱iPhone依存」の布陣へ、アップル幹部刷新
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