「産後、自分があんなにストレスを感じるとは思いませんでした。特に、2人目を産んだ後、上の子を起こさないように、そーーーっと静かに下の子のお世話をしながら、ぼんやり朝焼けを見ていたら、外界と遮断されてキャリアが終わったような気になって…」

 大好きだった仕事を辞め、家族のために3食作ること、食べさせること、食べることに自分の存在意義を見いだし、その役割を果たすことに意地になってしまったという生活の中で、また体重が増加の一途をたどることになるのです。

「25~26歳の時と同じで、おなかがすいたからおいしいものを食べよう、という感覚を失っていました」

 当時の写真を見せていただいたら、「別人でしょ?」の言葉に思わずうなずいてしまったくらいの衝撃でしたが、今の一力さんのスタイルになるまでに、過度なダイエットをしたわけでもありません。

「1日2食」と「楽しく食べる」
これで思考も体も健康に

 一力さんがまた食生活を見直すようになったきっかけは、帰国後にイメージコンサルタントの仕事を始め、自分も見た目に気をつけなくてはいけないと思うようになったことでした。いろいろ試行錯誤する中で、5年ほど前からは、子どもたちをスクールに送った後に遅めの朝食をとり、夕食は子どもたちと一緒に早い時間に食べる、という1日2食のスタイルに落ち着いたそうです。

 このスタイルに切り替えて、最初の半年で苦もなく5kg痩せたと言いますが、一力さんがこの食生活を良しとするのは、ただ痩せたからというだけではありません。

「肌ツヤも良くなったし、心地よい空腹感があるから、何を食べよう?と食に対して興味が湧きます。以前みたいに、食がストレスのはけ口になるのではなく、食に対してのスタンスが健全になったことがうれしい。思考もポジティブでクリアになったと実感しています」