大手製薬会社は医薬品の大きなブレークスルー達成に長年苦労してきたが、遺伝子治療が約束の地になるかもしれない。遺伝子治療は多くの遺伝性疾患に役立つ可能性があり、大手製薬会社がM&A(合併・買収)を行っている。スイスの大手製薬であるロシュ・ホールディング(RHHBY)は先週、バイオ医薬品会社で、目の遺伝性疾患と血友病の遺伝子治療薬を持つスパーク・セラピューティクス(ONCE)の買収で合意した。買収価格は1株当たり114.50ドル(総額48億ドル)で、買収発表前の株価に対するプレミアムは100%を超えている。昨年には、スイスの製薬大手のノバルティス(NVS)がAveXisを87億ドルで買収した。同社は脊髄性筋萎縮症の遺伝子治療薬を手掛けている。