テスラPhoto:Reuters

 【上海】電気自動車(EV)メーカーの米テスラが中国で顧客の批判にさらされている。最近の値下げ実施前にテスラ車を購入した顧客の間で、数十万円も高い価格を支払うはめになったとの不満が広がっているためだ。

 テスラは大金を投じて上海に工場を建設している。来年には大衆向けEVセダン「モデル3」の量産開始を目指し、中国で急拡大するEV市場の勢いに乗るため、ゆくゆくは年間50万台を上海工場で生産したい考えだ。

 テスラの広報担当者はコメントを控えた。同社は1日、値下げ前にテスラ車を購入した全ての顧客に運転支援機能「オートパイロット」もしくは完全自動運転機能のオプションを5割引きで提供すると明らかにした。

 テスラは2月28日、世界での販売価格引き下げと販売店閉鎖を発表。中国では今週、一部のテスラ車オーナーがソーシャルメディアでテスラ批判を展開した。

 拡散された動画の一つには、複数のテスラ車オーナーが地元の販売店の前に垂れ幕を広げる様子が映し出された。そこには中国語で「テスラの値下げは不当だ」、「消費者の法的権利の侵害だ」と書かれていた。