夫婦円満の秘訣
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外では通じないけれど、内輪だけで通じるギャグやジョークというものがある。仲の良い夫婦ならなおさらである。ちょっとした笑いやユーモアは家庭内に平和をもたらす。夫婦間だけで通じる「夫婦限定ジョーク」を取材してみた。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)

2人だけが共有する空気感
夫婦円満は加速する

 仲が深い相手との間にはしばしば特有の空気感が醸成されたり、そこだけで通じるジョークが発明されたりする。絆を否が応にも深めていくことになる夫婦となればなおさらで、そこには一般社会から隔絶された、彼らだけの符丁やテンションが見受けられるものである。

 そこで独自に進化を遂げてきた夫婦のやり取りは当人たちにとって非常に心地のいいものである。

 家の外では決して理解されないであろうがゆえに共有している楽しさも増す。絆は深まり2人の世界観は一層強まり新たな慣習やジョークが生み出されていく。この夫婦円満の正のスパイラルは、外から見るとなかなか興味深いものがある。本稿では日々繰り返される各夫婦独特の文化と、本人たちが楽しさを感じる瞬間をいくつか紹介したい。

時には厳しいダメ出しも
笑いを追求する夫婦

 Aさん(43歳男性)は仕事ができる(らしい)男で、職場ではクレバーさと切れ味鋭い舌鋒に定評がある(らしい)。「らしい」というのは、Aさん本人からの伝聞で事実確認ができないためこう記しているのだが、本人がそう言うのだからある程度はそうなのかもしれない。確かにに油断を感じさせない立ち振る舞いと、何かを聞かれた際にちょっと黙って思案にくれる表情にはこちらに知的さを期待させるものがある。