ゲームをする若者たちPhoto:iStock/gettyimages

 求職者の履歴書を見る際は、まず職歴を確認し、次に学歴をチェック、それからビデオゲーム歴も?

 いま、あらゆる業種の採用担当者が、ビデオゲームで遊んだりゲームを作ったりした経歴を入れ込んだ履歴書を歓迎している。ネット上で協力し、問題を解決するなど、仕事上の重要なスキルを身につける上でデジタルゲームで遊んだ体験が役立つことが分かってきたからだ。

 ジャスティン・フォーナーさん(25)は昨年、ゼネラル・エレクトリック(GE)に就職した。仮想現実(VR)技術を使って、石油掘削施設や原子力発電所などの危険な場所で点検作業を行うロボットを開発する仕事に就いている。

 フォーナーさんを採用したGE研究部門の幹部技術者、ラトナディープ・ポール氏は「VRはそもそもゲーム産業から発展した。だから、ゲーム開発の経験がある人材が必要だと考えた」と語る。

 フォーナーさんは、ロールプレーイングゲーム(RPG)の「ファイナルファンタジー」が大好きで、ニューヨーク州にあるロチェスター工科大学でビデオゲームのデザイン、開発を学んだが、GEの仕事を選んだことを後悔していない。「人材が不足しているゲームとは別の業界でも、やりがいのある仕事がたくさんある」と話す。