米ボーイングは、最新鋭小型旅客機737MAX(マックス)の飛行制御ソフトを大幅に更新する予定だ。昨年のインドネシア・ライオンエア機の墜落に続き、週末にエチオピア航空機の墜落事故が発生したことで、同型機の安全性を巡る懸念が世界中に広がっている。ソフトの見直し作業はエチオピア航空機が事故を起こす前から進められていた。米航空当局は4月末までにソフトの変更を命じる見通し。ボーイングは11日遅く、737MAXのソフト更新計画についての資料をウェブサイトで公表した。広報担当者は、MAXの既存の失速防止装置は単独のセンサーに頼っているが、これを複数のデータフィードに変更すると説明した。