フェイスブックの新たな進路についてマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が真剣かどうかを疑っている人は、考え直すべきだ。ザッカーバーグ氏は14日、クリス・コックス最高製品責任者(CPO)が退社すると発表した。35歳のコックス氏はフェイスブックに13年在籍しており、ザッカーバーグ氏とシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)に次ぐ3番目の幹部だと広くみられていた。そのためコックス氏の退社は、ちょうど約1年前に発覚したデータ不正流用騒動後に相次いでいる幹部退社の中で最も重大なものとなる。コックス氏の退社は、取締役ではない従業員としては唯一、証券取引委員会(SEC)に報告された。フェイスブック株は14日、今回の報道を受け2%近く下落した。