ネット上には陰謀論があふれている。人工知能(AI)チャットボットは、こうした誤った情報に対抗する上で有用な手段になり得るのだろうか。その答えはイエスかもしれない。研究者たちがチャットGPT、クロードなどの大規模言語モデル(LLM)に対し、実験参加者が示した陰謀論をデバンクする(虚偽の情報を正す)よう指示したところ、LLMは参加者の考えを改めさせることに成功したという。ある研究では、陰謀論を信じる実験参加者たちが、その陰謀論についてAIと対話した。AIに与えられた指示は、こうした陰謀論が真実ではないことを参加者らに納得させることだった。大半の参加者は、対話を終えた後すぐに考えを変えただけでなく、2カ月後になっても対話後に得た新たな考えを持ち続けていた。