人を動かすには「15秒で伝える」ことを心がける!
元人気DJ、さらに不動産会社でのトップ営業やベンチャー企業で取締役営業本部長を経験、そして、現在はトップ講師プロデューサーとして、延べ2万人を指導している話し方のプロが教える新刊、『相手のキャラを見きわめて15秒で伝える!』。
この著書の発売を記念して、研修などで教えているノウハウや、すぐに使えるワザをご紹介します!
営業職はもちろん、部下や上司とのコミュニケーションで悩んでいる人は必見です。
相手に興味を持ったことを
どう伝えるか?
この連載の第1回はコチラ
前回は、この時期に、新しい環境で周囲に受け入れられる方法として、まずは自分を知ってもらうコツでしたが、今回は相手を知って仲良くなる方法です。
転勤や、移動先で新しい人と働くことになったら、相手を知ることから始めるのが有効です。
本書でも書いているように、相手との会話からキャラを見きわめて、そのキャラに合わせた話し方をすることは必須です。
では、その他にはどのような事に気を付ければ良いでしょうか?
「自分を知ってもらおう」と色々アプローチをしても相手は「この人は私と関係ないし」と思われたら終わりです。
しかし、逆に考えるとどうでしょう? 相手が、「この人は私に興味を持ってくれている」と気づけば、普通嫌な気持ちにはならないはずです。
人は、承認されたい、理解して欲しい、自分に興味を持ってほしいと思っている生き物です。恋愛の際も、全く意識してなかった相手でも「〇〇さん、あなたの事、凄い褒めていたよ」なんて言われると、相手を意識し始めますよね?
まずは、自分が相手に興味を持つことで、相手にも自分の存在をしっかり意識してもらうということが重要なのです。
では、その時に、相手にはどのようにアプローチすれば良いのでしょう?
「〇〇さんのこと教えてください!」と直球でアプローチしても「えっ?何この人?」と警戒されてしまいます。
そんな時に相手に警戒心を持たれずにコミュニケーションを取る時に重要なのが、「第三者の声を使う」ということです。
自分が仲良くなりたい相手がいたら、その人を良く知っている人に、「今度、〇〇さんとお話をするんですけど、〇〇さんってどういう人ですか?良いところを教えてください」とヒアリングをしておくのです。
この場合、噂好きは悪いことまで教えてくれます。しかし、それは余計なノイズになるので、良い所だけ聞くようにしてください。
その聞いた話を使って、「〇〇さんって、周りの人が●●が凄いって聞きましたよ!ちょっとその秘訣教えてください」と切り出すのです。