女性エコノミストが性差別にさらされている実態が最新の調査で浮き彫りになった。同僚から性的暴行を受けたケースも報告されている。調査を行ったのは米国経済学会(AEA)。9000人以上の回答者のうち約3分の2は、自分たちの仕事が男性の同僚に比べて真剣に扱われず、学会のイベントでは社会的に排除されていると感じているほか、同僚エコノミストから敬意を払われていないと感じていることも明らかになった。暴行を受けたことがあると答えたのは2%。暴行未遂の被害者になったことがあるとの回答は6%、体を触られ不快な気持ちになったことがあるとの回答は12%だった。さらに、女性エコノミストの42%は、過去10年に別のエコノミストや学生による不適切、性的、あるいは性的に思わせぶりな発言を直接聞いたり耳にしたりしたことがあるという。
女性エコノミストへの性差別、実態浮き彫り 米学会調査
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