内閣府は、3月7日、1月の景気動向指数を公表した。
景気の現状を示す一致指数は97.9で、前月に比べ2.7ポイント低下し、昨年11月(▲1.8)、同12月(▲1.3)に続いて3ヵ月連続の下降となった。
このため、基調判断も、これまでの「足踏み」から「下方への局面変化」に下方修正された。
一方で、先月21日に発表された2月の月例経済報告での基調判断は「景気は、緩やかに回復している」と、今回の景気動向指数のものと異なっている。
これをどう考えればいいのか。
景気は何で見るか
「指数」と「月例」で違う判断
景気動向指数(一致系列)は、次の9つの統計から算出されている。