「戦後最長景気」はもともと2014年の消費増税で途切れていたPhoto:PIXTA

 内閣府は、3月7日、1月の景気動向指数を公表した。

 景気の現状を示す一致指数は97.9で、前月に比べ2.7ポイント低下し、昨年11月(▲1.8)、同12月(▲1.3)に続いて3ヵ月連続の下降となった。

 このため、基調判断も、これまでの「足踏み」から「下方への局面変化」に下方修正された。

 一方で、先月21日に発表された2月の月例経済報告での基調判断は「景気は、緩やかに回復している」と、今回の景気動向指数のものと異なっている。

 これをどう考えればいいのか。

景気は何で見るか
「指数」と「月例」で違う判断

 景気動向指数(一致系列)は、次の9つの統計から算出されている。