これに次ぐ6本のホームランを放っているのが、仙台育英高(宮城県)、常総学院高(茨城県)、高崎健大高崎高(群馬県)、福井商(福井県)、愛工大名電高(愛知県)、報徳学園高(兵庫県)、天理高(奈良県)、広陵高(広島県)、九州国際大付高(福岡県)の9校。高崎健大高崎高は出場回数も3回と少なく、機動力が売りのチームなので、ここに名前が挙がるのはかなり意外。

 さらに、ベスト10には入らなかった横浜高(神奈川県)は今大会除き12回出場して5本、履正社高(大阪府)と済美高(愛媛県)が各4本、早実(東京都)は2本だった。これらの有名校が5本以下なのも意外である。

 ちなみに、これら4校でホームランを打った選手の中で後にプロ入りしているのが、横浜高の後藤武敏(横浜、現在は楽天コーチ)と柳裕也(中日)、履正社高の安田尚徳(ロッテ)、済美高の鵜久森淳志(ヤクルト)と高橋勇丞(阪神)、早実の斎藤佑樹(日本ハム)である。

平成で最もホームランを
打った高校は?

 さて、平成時代の選抜ホームランキングは、平成後半に王者として高校球界に君臨している大阪桐蔭高(大阪府)。そもそも甲子園の初出場が平成3年の選抜で、この時、萩原誠(近鉄)がホームランを1本打っている。そして2度目の選抜となった平成16年は平田良介(中日)の1本をはじめ計3本、平成19年は中田翔(日本ハム)が2本とここまでで通算6本だった。

 平成22年以降は翌23年と26年を除き、毎年のようにホームランが出ている。投打ともに図抜けた力を持っていることも多く、24年は藤浪晋太郎(阪神)や森友哉(西武)など6本のホームランを打ち、29年は藤原恭大(ロッテ)が2本を打つなど計5本を量産、通算23本のホームランを記録した。

 このホームラン数を都道府県単位で見ると3位の神奈川県より多く、単独の高校としては圧倒的な実力を見せつけている。平成最後の選抜には出場できなかったが、次の時代でもこの実力を維持することができるかが注目される。

※本文中に出てくる選手のチーム名は平成31年3月25日時点での所属チーム(FAやトレード等で複数の球団に所属した場合や引退した場合は最終所属チーム)を表示している。