偏差値30の学年ビリが、倍率約8倍の法科大学院に合格、日本最難関の試験に一発合格した勉強法をまとめた『ずるい暗記術』の図解版が登場。理解もいらない。ノートも使わない。時間が短いほど効果の表れる勉強法は、資格試験、英語、大学受験ほか、答えの存在するあらゆる試験で効果を発揮します。
今回は、「記憶出し入れ術」をお伝えします。『ずるい暗記術』のなかでも重要な技術。まずは、これだけでも試してほしいスゴ技です。

思い出しの間隔を
徐々に空けていく

 前回の「記憶出し入れ術」を使って、さらに記憶を定着させるトレーニングを行っていきましょう。「夜5分→朝5分」の間隔を少しずつ空けていくのです。

 たとえば、月曜日の夜11時にその日やった勉強内容をメモし、火曜日の朝7時に思い出したとすると、時間の間隔は8時間です。この内容を次に水曜日の午前、次は金曜日の午前というふうに、スパンを長くしていきます。この間隔は最長1週間を目安にしてください。

 8日間で5回の「思い出し」をすることになります。夜5分→朝5分と同様、覚えていない箇所があったらまた繰り返すようにします。

 トレーニングすればするほど、思い出すためにかかる時間はどんどん短くなっていきます。最終的には、一瞬で思い出すことも可能になるのです。

時間を空けて記憶を強化