米国株が第1四半期の上昇ペースを維持することに期待している投資家は落胆することになるかもしれない。ダウ・ジョーンズ・マーケット・データによると、S&P500種指数には第1四半期に10%以上の上昇を示すと、次の四半期には上昇ペースが鈍化したり、反落したりする傾向がある。投資家が株価に関して上がり過ぎたと警戒感を強めたり、その上昇を後押ししてきたさまざまな見通しが外れることを懸念したりすると、相場は小休止することが多い。一部の投資家には、とりわけ好調だった四半期の後に利益を確定する傾向があり、これも相場を下げる要因となる。今年に関しては、第1四半期に相場を押し上げる要因となってきた貿易、金融政策、企業利益などの材料が向こう数カ月間の障害物になる可能性があるとアナリストは指摘する。
米株の上昇ペース、第2四半期は減速も
第1四半期のプラス材料がマイナス材料に転じる可能性
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