新入社員の中では、初めて自分の名刺を使うという人もいるだろう。「名刺交換はビジネスの基本」といわれるが、非常に重要なものである。特に営業では、そのときに「悪い印象」を持たれてしまうと、まず結果は期待できない。半面、好印象ならば、ライバルに一気に差をつけることができる。また、意外なことだが、ベテラン社員でもきちんととした名刺交換ができていない人が多いのだ。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)
名刺交換をうまくやれば
他の人と「差別化」ができる
「名刺交換はビジネス、営業活動の基本である」――。
こう言って否定する人はいないだろう。新社会人になって初めに教えられるマナーの1つである。
ただ、「名刺交換の正しい方法、効果的な方法を知っているか?」と、聞かれると急に自信がなくなる人も少なくない。「知っていそうであまり詳しく知らない」ビジネスマナーの1つであるといえよう。
実は名刺交換のやり方ひとつで、他の人と一気に差をつけることが可能なのだ。
むろん、結果を出している人、トップ営業マンと呼ばれるような人々はそのことを熟知している。
名刺交換を軽視することなく、ここへ最大集中するのだ。
大学の授業では
名刺を指でつまんで渡す人も
私は大学で“営業の授業”を行っている。その授業の1コマに名刺交換がある。実際に、学生に名刺交換をさせてみるのだが、その様子は実に面白い。