価格変更は1日6000万回
口コミやリピーターが93%

――日本市場での勝算や、今後の見通しは。

 OYOの4つの強みを武器に、ベストな生活空間を提供していきます。グローバルと同様、適正価格を弾き出す独自ソフトウェアを日本でも活用します。われわれは世界で約1万8000の建物を管理しながら、1日に6000万回以上も部屋の価格を変更しています。これを他の企業がやろうとするならば1万人以上の人手がいるでしょうが、われわれはたった26人で6000万回の価格変更を実現できるので、急成長できるのです。

 また、部屋のリノベーションでもベストを尽くします。グローバルでは、配線や配管、天井や床材、家具などのリノベーションにかかる期間は平均15日です、日本のある建物では既に1週間以内でリノベーションが完了できました。サービスの質にも磨きをかけていきますし、インドの利用客の93%は口コミやリピーターです。だから、年間のマーケティングにかける費用は売上高の4%以下に抑えることができるので、その分利用客に提供する部屋の質へと還元できます。

 今後10年、20年、30年でわれわれの業界には大きな変化が起きるでしょう。何がどう変わるかは、私には分かりません。ただ、素晴らしい立地、美しいデザインの部屋、適正な価格を人々が求めることは変わりません。

 最後に、私がまだ25歳なのだということ。われわれの会社の定年は70歳なので、この会社を築き上げていくために50年という時間があります。だから長期的な視野で事業を手掛けることができ、焦る必要がありません。私は眠るとき、きょうも世界で26億人もの人々がベストではない場所で寝ることを強いられているんだと自問します。この悩みが私を突き動かし、同時に、辛抱強く投資を続けてこの問題を解決することが私の喜びなのです。