これまでの凍眠の販売実績は国内外合わせて2000台前後。今年は、さらなる普及を目指して、家庭用タイプと飲食店向けなど業務用タイプ(記事冒頭の写真)を発売する。

 凍眠は、冷凍のスピードが速いだけではない。冷凍効率がいいので同じ量の食品を冷凍するための消費電力が、気体を使った冷凍機などと比べて小さくて済む。

 廃棄ロスを減らすことができ、消費エネルギーの面でも効率がいいなどの点が評価され、山田は昨年8月に国連のSDGs(持続可能な開発目標)推進会議に出席し、講演した。今年も6月に講演する予定だ。(敬称略)

(ダイヤモンド編集部 竹田孝洋)

【開発メモ】液の攪拌でムラなくす
 耐久性を考え、さびる鉄は使わない。コストは掛かるがステンレスで製造している。そのため、20年間使用しても故障したケースがないという。30年前の発売以降も改良を重ねている。開発当初は、同時に冷凍する食品の冷凍度合いにムラがあったが、スクリューでエタノールを攪拌するようにしたことで冷凍のムラがなくなった。

凍眠