審査が緩いと金利4%超えも

 そんな依田氏は「自身が保有している専有部分はもちろん、建物全体の資産価値の維持向上を図っています」と、いわゆる「不動産投資」ではなく、「賃貸不動産経営」の視点が必要だと訴える。こうした意識や情報を他のマンションオーナー仲間と共有する場として、東京マンションオーナーズを立ち上げたという。

 最近のトレンドについて、依田氏は「高い金利で借りてしまったオーナーが、別の金融機関で借り換えしたいという要望が増えました」と話す。

 不動産融資に積極的な銀行の金融機関の中には、他より審査が緩い代わりに金利が4%を超えるようなところもある。そんな金融機関から、別の地方銀行や信用金庫など、より金利が低い方に流れる傾向にあるという。

 地方銀行や信用金庫にしてみれば、金の卵だった不動産融資先の選択肢が減る中で、借り換えによる新規顧客の獲得は願ったり叶ったりだ。そのため、金利も交渉次第で低く抑えられる。

 そこで、実際にどのくらいお得なのか、不動産融資に詳しい税理士法人アイビス(名古屋市)に税務面での1年間の試算をしてもらった。その結果が下の表だ。