「お菓子をたくさん食べたから、食事は少なめにしよう、あるいは抜こう」
そう考えるダイエット中の方は少なくありません。こうした生活が続くと、ダイエットだけではなく、健康面にまで悪影響が及んでしまいます。今回はこうした行動がもたらす意外な落とし穴について、詳しく解説していきます。
「食事を減らせばOK」ではない
間食の意外な落とし穴
甘いお菓子やスナック菓子などは糖質が多い食品なので、確かに主食を減らせば糖質オフはできます。ですが、お菓子には脂質や食塩も多く含まれています。脂質や食塩は、ご飯などの主食を減らしただけでは「オフ」できません。
また、食事自体を減らしたり、抜いたりしてしまうと、糖質や脂質をエネルギーに変えるために必要なビタミンやミネラルなどの栄養素が不足してしまうので、代謝がうまくいかなくなります。
例えば、お菓子に多く含まれる糖質、脂質はビタミンB群がないと、エネルギーとして使われず、脂肪を蓄積する原因になってしまいます。
このような食生活では代謝が悪くなり太りやすくなるだけでなく、脂質や塩分の取り過ぎにもなるので、知らず知らずのうちにダイエットどころかメタボリックシンドローム、脂質異常症や高血圧などの生活習慣病になるリスクを高めることになりかねません。ダイエットや健康を考えるのであれば、やはり間食はし過ぎないのがベストです。
間食のし過ぎを防ぐ
「3つのコツ」とは?
ダイエットの相談をいただいた時に、どの方にも最初に伺うのが「間食の量」です。間食は無意識のうちにし過ぎてしまう方が多く、口にしたものを全て書き出してみて初めて、食べ過ぎに気が付いた方も多くいらっしゃいます。
そこで、口寂しくてついつい食べ過ぎてしまうのを防ぐ工夫をいくつかご紹介します。